古志会員による一句鑑賞

白霜のおりるころまで菊は咲く。百人一首に「心あてに折らばや折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花」(凡河内躬恒)。初霜がおり、花なのか霜なのか惑わせる白菊を詠んでいるが、句のほうは霜がきらきら輝いてこぼれ落ち、白菊が露わになる。当て推量で折ろうか、というのとは異質なときめきが胸をはしる。(松井潤)

§3233 · 11月 29, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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