古志会員による一句鑑賞

大輪の花と青葉を広げていた蓮も、今や蜂の巣のような茶色の花托とぼろぼろに破れた葉、折れ曲がった茎が水に浸かり、無惨。「支へし」という過去形で、夏の間は蓮田のほとりにあった露店もいつしか消え、支柱はただの「棒」と化し、露を結んでいることが分かる。何もかもがうらぶれ、世の無常を感じさせる。「加州佐野の茶碗祭」の前書がある。(藤 英樹)

§2487 · 9月 25, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

Leave a Reply