『源氏物語』に描かれた数々の恋が思い出される。夕べに源氏を待ち、明け方に別れを惜しむ。何とも女心は切ない。「どの花も」は源氏に恋をした姫君たち。源氏に逢えば月見草のように夕べに美しく咲く姫君たち。西洋の「永遠の愛」とは対照的に日本は「移ろう愛」。日本文学に受け継がれる「もののあはれ」は今も心に沁みる。『飴山實全集』(大塚哲也)
『源氏物語』に描かれた数々の恋が思い出される。夕べに源氏を待ち、明け方に別れを惜しむ。何とも女心は切ない。「どの花も」は源氏に恋をした姫君たち。源氏に逢えば月見草のように夕べに美しく咲く姫君たち。西洋の「永遠の愛」とは対照的に日本は「移ろう愛」。日本文学に受け継がれる「もののあはれ」は今も心に沁みる。『飴山實全集』(大塚哲也)