日光を遮りながら風を通す簾は、高温多湿の日本ではその色合い、質感からも昔から好まれてきた。特に琵琶湖の水郷地域に群生する近江葭で作った簾は上質である。湖風が、戸を大きく開けたすだれ屋を吹き抜けていった。それは楓若葉に染まったような緑風だった。すだれ屋と平仮吊にしたところに風の軽やかさを感じる。(近藤英子)
日光を遮りながら風を通す簾は、高温多湿の日本ではその色合い、質感からも昔から好まれてきた。特に琵琶湖の水郷地域に群生する近江葭で作った簾は上質である。湖風が、戸を大きく開けたすだれ屋を吹き抜けていった。それは楓若葉に染まったような緑風だった。すだれ屋と平仮吊にしたところに風の軽やかさを感じる。(近藤英子)