古志会員による一句鑑賞

日光を遮りながら風を通す簾は、高温多湿の日本ではその色合い、質感からも昔から好まれてきた。特に琵琶湖の水郷地域に群生する近江葭で作った簾は上質である。湖風が、戸を大きく開けたすだれ屋を吹き抜けていった。それは楓若葉に染まったような緑風だった。すだれ屋と平仮吊にしたところに風の軽やかさを感じる。(近藤英子)

§1630 · 5月 25, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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