ZOOM句会
鎌倉吟行句会(6日 江の島ヨットハーバー 7名)
第一句座 (7句出5句選)
昼顔やバイク冷ますに水かけて 美津子
日に潮に焼け青銅の大鳥居 道子
ひさかたに夏潮かぐや江ノ島に 淳子
海の家みんな若くて恥づかしき 英樹
江の島は石段ばかりラムネかな 益美
涼しさやマニキュアの手の置きどころ 健
遊ぶ舟漁る船よ雲の峰 和華子
第二句座 (ヨット / 海水浴 3句出3句選)
一日のゆつくり流れ海水浴 益美
ロープたぐる老いも若きもヨット乗り 淳子
あるときは波の底ゆくヨットかな 英樹
江の島やサーフィン続け五十年 健
恋唄の入江に舫ふヨットかな 美津子
沖へ沖へ父泳ぎゆく遥けき日 和華子
(谷村和華子記)
深川句会(9日/18名)
大谷主宰選
【特選】
雷のやうな父なり逝くときも 城田容子
生き様は句帳にありて麦湯干す 木下風民
甲冑の古式豊かに犬掻きす 園田靖彦
汗不動よりも汗してお護摩受く 神戸秀子
これがまあ大和氷室のかき氷 那珂侑子
米なくて米搗くしぐさ米搗虫 菅谷和子
七節の子か一端の枝つぷり 篠原隆子
【入選】
おとなはば子規ゐますかに蚊遣香 神戸秀子
国栖の鮎蓼酢はふかき淵のいろ 神戸秀子
老ゆる身を愛せビールの大ジョッキ 臼杵政治
凌霄花ショパンにはなきレクイエム 臼杵政治
君待たむ蛍袋の灯を借りて 臼杵政治
ほてるままくるりん日傘仕舞ひけり 長野いづみ
玉蜀黍むけば笑ひの歯が並ぶ 神谷宜行
点滴でもどる黒髪洗ふ母 神谷宜行
蚊を搏つて幼なを撫づるこの手かな 谷村和華子
こんなにも薄き母さん夏蒲団 谷村和華子
端居してわれ誕生のころを聞く 園田靖彦
江戸風鈴ことにかすれの音がよし 園田靖彦
大笊の一年ぶりや梅仕事 石川桃瑪
どんぶらこ我こそ蝦夷の馬糞海胆 大場梅子
母が踏むミシンがたごと灯涼し 大場梅子
土替へて蚯蚓を戻すプランター 那珂侑子
扇風機国をみかぎる民ばかり 篠原隆子
夜の秋君の街までバスに乗る 木下風民
炎天やころりと鳩の熱中死 西川遊歩
箱庭は山盧や壁に竹箒 西川遊歩
百足の脚よくももつれず模範とす 仲田寛子
改札出づ鉢の朝顔持ち直し 仲田寛子
第二句座 席題(日向水 紫蘇 雷鳥)
【特選】
真つ赤か花背の里の紫蘇畑 大場梅子
この里の夕風が好き紫蘇戦ぐ 小林昌子
たちまちに霧雷鳥も這松も 神戸秀子
脱藩の小径やけふも紫蘇背負つて 篠原隆子
【入選】
ただならぬ目配せの先雷鳥よ 仲田寛子
赤紫蘇や老いて色香を放つひと 神谷宜行
野良仕事終へてざぶざぶ日向水 大場梅子
良く肥えて雷鳥の脚おぼつかな 菅谷和子
岩陰の雷鳥の子よ逃げもせず 神戸秀子
(篠原隆子記)
東京ウェブ吟行句会(20-23日/夏雲システム/20名)
吟行地:港の見える丘公園(横浜元町周辺)
兼題:油照、泳ぎ、楸邨忌
黙祷のしじま広がる油照 上村幸三
言の葉に太き背骨や楸邨忌 稲垣雄二
背泳ぎにどんどん空の広くなり 谷村和華子
詩の一つなさず老いたり楸邨忌 臼杵政治
やはらかな大き手のひら楸邨忌 藤英樹
泳ぎ果て岩を抱けばぬくぬくと 長野いづみ
喪服着て見知らぬ街や油照 石塚純子
楸邨も新島守よ夏怒濤 大場梅子
兵役のなき国に生れ日傘さす 松岡伴子
村道を熊の横切る油照 神戸秀子
油照ダリの時計も溶けゐたり 関根千方
十字架の見え隠れする草いきれ 大平佳余子
楸邨忌宇宙抱きて立つごとし 神谷宣行
わが息に重さありけり油照 金澤道子
大川や古式ゆたかに立ち泳ぎ 園田靖彦
隠岐やいま合歓咲き初めて楸邨 菅谷和子
秋邨に教師の下地心太 岩﨑ひとみ
砂丘へと続く足跡油照り 片山ひろし
濡れた背が濡れた西瓜を切り分ける 服部尚子
砂町に句会ありけり波郷の忌 那珂侑子
(関根千方記)
埼玉句会(27日 埼玉会館 5名)
遠雷や右へ右へと傾く世 市人
晩年を彩る俳句涼しかり
しばらくはモテ男のままに昼寝覚 靖彦
玉の句をおもひだせずに昼寝覚
蛇出づる日本ファースト語りつつ 宣行
淡く濃くつづく交はり水羊羹
今の世に楽園はなし原爆忌 つねお
軸を褒め女将を褒めて夏料理
悪夢より怖き世界へ昼寝覚 ゆき
ひと雨のあとの谷風夏料理
(萬燈ゆき記)
愛知吟行句会(10日 名古屋市熱田神宮)
拝殿の前に集合、「こころの小径」を散策し、楊貴妃の石に水を掛けて願い事をした。その後、杜の中にあるお店できしめんを食べ、暑いのでおまけにソフトクリームも食べ、熱田図書館へ移動して、句会。
涼しさや新横綱の土俵入 春日美智子
シトシトと眺めせし間や老いの梅雨 すみ子
神官の歩み静かや日の盛 肇
神鶏に見られつつ食む氷菓かな 楓
炎昼のひかりを掬ふ手水かな 正博
白日傘たたみて拝む楠大樹 雄二
(稲垣雄二記)
岐阜句会(24日 岐阜市西部福祉会館)
第1句座 兼題 :雲の峰、金魚、桔梗
両膝の穴あきパンツ雲の峰 沙羅
金魚すくひ弘法様の金魚かな 上松美智子
自習室今日は一人や金魚玉 春日美智子
金魚玉別れ話のかたはらに 恵美子
第2句座 当季雑詠
空をとぶ栖鳳獅子図涼しかり 沙羅
冬瓜の煮物涼しや一人膳 上松美智子
涼しさや一本すつくと薮めうが 春日美智子
かぶと虫夜は木魂と遊びをり 恵美子
(梅田恵美子記)
京都句会
古志京都句会7月は、前主宰指導の祇園会句会と定例の通信句会を実施しました。
8月は、主宰指導の大文字句会がありますので、対面句会はありません。
9月以降は、対面句会(第3水曜日)と通信句会の二本立てで行います。
祇園会句会の結果は、長谷川櫂のサイト「俳句的生活」に掲載されています。
7月通信句会は夏雲システムを利用して実施。主宰のブログ(紫陽花)、雄二さんとみさ子さんの「ふるさと歳時記7月」、美恵子さんのエッセイ「露草」、そして米花さん作の絵手紙(水茄子・ハンモック)からの連想句4句以上を含め、8句投句、選は特選1句、入選7句で行いました。16名参加。
佳き風と好きな句集とハンモック 和華子
信心や灼ける大地へ鍬を入れ りえこ
白蓮や戦に勝ちも負けもなく 久美
水茄子の次々と生る与謝の風 美那子
貴船川水茄の紺冷やしあり 忠雄
夫助手に毛染め洗髪いのちなが 美恵子
すず風の丘へ移しぬ父母の墓 みさ子
紫陽花の色さまざまに雨雫 淳子
紅白のはちすの揺らす一揆寺 恵美子
後朝の歌の代りに露草を 米花
息抜きの上手き後輩茄子の花 佳澄
一揆寺の濠に真つ赤な蓮の花 初男
糠床の藍美しき茄子漬 悦子
釈迦像のあばらの痩せや熱帯夜 英二
百日のクルーズの夢ハンモック 杳平
日々増ゆる幼の語彙や濃紫陽花 茉胡
通信句会、対面句会に参加希望の方は、いずれも氷室茉胡宛の次のメールアドレス、あるいは古志誌上に掲載の電話でご連絡下さい。 メルアド:mako10himu6@nifty.com
(氷室茉胡記)
奈良まほろば句会(22日 zoom句会 10名)
京の町見渡す限り竹簾 正子
白日傘たたみて拝む楠大樹 雄二
花とひらく鱧もよけれど鱧の皮 久美
夕雲やまるで苺のかき氷 淳子
投票へ出迎へくれし蚊遣豚 美那子
大仏を乗せて繰り出す蓮見舟 りえこ
草笛や三河に古き戦あり 忠雄
焼け焦げて煙も馳走初秋刀魚 悦子
遙かより軍靴聞こゆる天の川 洋子
三度目の息に草笛弱く鳴り まち
(きだりえこ記)
松山句会(29日 メール句会 8名)
兼題:涼し、浴衣、螢、田植、蝉 5句出句5句選
一億の腹を支ふる田植かな 博山
高らかに命を叫ぶ蝉時雨 薫
涼しさの伸び放題や庭の草 真樹子
大花火二つの星を貫かむ 紫春
浴衣の子下駄音高くカラコロと 真奈美
手水して涼しき人となりにけり まさし
子等共に闇夜の庭の花火かな 夕未子
終航のフェリー見送る遠花火 まこと
青空を劈く花火の合図良し 博山
しばらくは花火の匂ふ波の音 真樹子
涼しさの目から喉から水饅頭 まさし
旅終る眼下に遠き花火見て 薫
風鈴や村の駅舎のにぎはひて 紫春
耳遠き母には平気蝉しぐれ 真奈美
分骨の棚ととのへて涼しけれ まこと
(木下まこと記)
福岡句会(26日 南市民センター)
第一句座
大海を知らぬ海月や船溜まり 博人
遠泳の頭一列波を越ゆ 悠
行く人へ蔭を振る舞ふ夏木立 久子
針山に祖母の黒髪盆の月 民也
山雀や仲良しの木を訪ね来て 龍梅
爪染めしことも昔や鳳仙花 真知子
第二句座 (席題 ソーダ水、サングラス)
ソーダ水泡の向かうに貨物船 博人
外しても濁世は濁世サングラス 民也
夏暁の風に触れよとベルが鳴る 久子
ソーダ水無言の返事吞みにけり 龍梅
ソーダ水時の流れの味のする 悠
サングラス妙に強気になりにけり 真知子
(斉藤真知子記)
長崎句会(ネット句会 8名)
当季雑詠
蚊帳に滲む真夜の匂ひにふと目覚め 美智子
夕立が豪雨となりて神怒る 文
働いて大汗生きてゐる実感 なおよ
船揺れて四股踏む構えイサキ釣り 順子
穏やかな雲の峰かな退院日 玲子
一番の涼しき場所は犬の場所 睦美
熊除け鈴大きく鳴らし滝見橋 まり子
夕暮れて虹の切れ端スタジアム 弘美
題詠 西瓜、原爆忌
今生きていた人は影原爆忌 睦美
聖鐘の二つ揃ふや原爆忌 まり子
原爆忌「行ってきます」とあの朝も 美智子
目に決意語り部繋ぐ原爆忌 文
西瓜食ふ子は顔中を滴らせ なおよ
祖母の語り正座して聞く原爆忌 玲子
この土地に生まれて重し原爆忌 順子
種無しのスイカ早食い味も良し 弘美
(ももたなおよ記)
熊本句会(15日 通信句会 4名)
兼題(夏野、海の日)7句出句5句選
どつどつとハーレー連ね大夏野 若松節子
海の日や健やかに泣く新生児 佐竹佐介
夏野行く歩荷さんの荷前のめり 北野沙羅
帽子脱ぎ夏野を覇者の如くゆく 加藤裕子
(加藤裕子記)
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