3月 深川句会のご案内

日  時:3月22日(水)午後1時
会  場:芭蕉記念館分館
     本館ではありません。お間違えないようご注意ください。
会  費:2,000円
第一句座:雑詠5句出5句選
第二句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
 
 
2月の深川句会ご報告
*2月22日、芭蕉記念館分館
*席題「草餅、春眠、蛙」
*一部直しが入っています。
*◎が特選です。

◎草餅と大きさ比べ力瘤       宣行
◎薄氷のやうな夢なら捨てちまへ   佳余子
◎地球てふ子らの学校青き踏む    佐幸
◎佐保姫を風が見たとか見ないとか  宣行
◎ちりぢりにフクシマ遠く卒業す   逸郎
◎馬の貌のどかに長く涎垂れ     宣行
◎抑留の夫恋ふ唄や磯菜摘む     佐幸
◎上り鮎滝といふ滝一つ跳び     靖彦
◎春眠やしかられしことすぐ忘れ   桐幹
◎草餅や山は日ごとに賑やかに   間宮伸子
◎草餅やわれも布袋の太鼓腹     洋
◎馬の尿たばしりかかり蛙跳ぶ    宣行
◎湘南のせつかち蛙もう鳴いて    弘美
◎つれだちて蛙の相撲見にゆかん   幸三
づかづかと人の心へ春嵐      孝予
さへづりや巣箱を架ける手を休め  桐幹
ひげ伸びて恋する猫となりにけり  佐幸
斑雪野の離ればなれの灯かな    間宮伸子
引揚げの入植の村麦を踏む     伊豆山
捨てられてひそと草はふ蚕かな   和子
元結をくるりきりりと官女雛    遊歩
春一番清方の画の後れ毛に     いづみ
信長の狂気に似たり山を焼く    伊豆山
しみじみとこの下萌の力欲し    順子
銅鐸に描かれし鹿も落し角     和子
がうがうと雪解のこだま神の滝   ひろし
煮凝や玄界灘を煮つめたる     洋
春コートさがしあぐねてをりにけり 孝予
咥へられちから抜けきる子猫かな  秀子
今朝もまた鷺の餌食や蝌蚪の水   遊歩
春一番歯茎のかゆき赤ん坊     秀子
白魚を風干しにせる金の串     節子
草餅や日の下開山綱締めて    靖彦
信濃路や一茶来るぞと啼く蛙    梅子
草餅を搗きし翁や竹生島      佳余子
我が町は田の付く名前蛙鳴く    孝予
東京に多摩の土手あり草の餅    宣行
作曲に疲れて春の眠りかな     ひろし
老いてなほ大きな夢を草の餅    佐幸
子の家に蛙の声を聞きに来よ    順子
蟇この世の嘆きうたふかな     遊歩
しみじみと旅のをはりを遠蛙    和子
子を抱けば誰もマリアよ初蛙    秀子
万歳の姿串刺し蛙売る       遊歩
春光を集めるまなこ金目鯛     間宮伸子
これよりは潮の匂ひの雪解川    いづみ
鷹鳩と化して浮世を渡りけり    梅子
春の川龍太鱒二と連れ立ちて    佳余子
お供への役目すぐ終へ桜餅     桐幹
大いなるタンカー寄り来潮干刈   靖彦
青蛙空気入れられ腹ふくれ     守彦

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