1月、東京・神奈川吟行句会のご案内&句会報告

神楽坂吟行

大谷主宰ご出席の句会です。奮ってご参加下さい。
神楽坂は、かつて神田川を利用して船で運んできた物資を、牛込あたりの台地に陸送するのに使ったルートでした。人通りも多く賑わい、又、毘沙門様の門前町として発達すると接客業も盛んになって、待合、料理屋、芸者屋が営業する三業地して繁盛するようになりました。神楽坂は江戸後期に始まった新興の花街でしたが、関東大震災で東京各地の盛り場が被害を受け、焼け残った神楽坂が、東京屈指の花街として栄えました。
現在、五軒の料亭と30人ほどの芸者衆が活躍していると言われ、今でも路地に花街の残り香を感じることが出来ます。
善國寺は神楽坂の毘沙門様と親しまれ、新宿七福神の一つです。

★日時:
2017年1月28日(土) 午前10:00 集合

★集合場所:
JR中央線・総武線の飯田橋駅 西口 改札口         
東京駅からJR中央線快速で4分御茶ノ水駅で乗換、JR総武線で5分。
新宿駅からJR総武線で11分。池袋駅から有楽町線で9分。
* 集合に遅れる方は、吟行を済ませて句会場にお入りください。       

★吟行地:
善國寺、かくれんぼ横丁などの神楽坂周辺

★句会場:
早稲田奉仕園内のセミナーハウス 100号室 13:00~17:00
〒169-8616 新宿区西早稲田2-3-1 ☎03-3205-541
* 句会場への移動は、東西線神楽坂駅から早稲田駅下車か、タクシーにて相乗りか、徒歩で。

★出句は7句、13:30 〆切とします。時間に余裕がありましたら、席題もいたします。
★句会費は、2000円です。
★【係 大場・大平・神谷】

12月の句会報告

年の瀬の浅草寺界隈を吟行しました。参加者は、22名。

 ゆく年や回転木馬のやうなもの      梅子
 年の瀬や道飛ぶ発泡スチロール      じろ
 聖誕祭わが青春のフランス座       ひろし
 日向ぼこビロード色の鳩の胸       博
 足とめて心とどめて冬ざくら       美津子
 煤逃の何やかやとやあはぜんざい     宣行
 浅草や鬼のパンツも年の市        佐幸
 除夜の鐘ほどは煩悩なき齢        桃瑪
 止めにする勇気もなくて賀状書く     侑子
 隅田川大根洗ひし昔あり         佳余子
 雷門くぐり年の瀬楽しまん        道子
 鯛焼の顔少しづつ違ひけり        千方
 地口行灯笑ふ門には河豚きたる      四郎
 金銀貨ふりさうな空クリスマス      和子
 柚子一片香り立ちけり冬至蕎麦      光枝
 ダンスシューズ試し履きしてクリスマス  あつ子
 年の瀬やときにゆるりと句会でも     呑空
 花やしき冬休みの子等にぎやかに     順子
 芝居町の役者の手形年惜しむ       伊豆山
 猿曳の猿のどや顔二度三度        靖彦
 そろばんではじく代金年の市       益美
 仲見世の暮の流れや世の流れ       東久

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