9月　深川句会のご案内

日　　時：9月28日（水）午後1時
会　　場：芭蕉記念館分館
会　　費：2,000円
第一句座：雑詠5句出5句選
第二句座：席題3句出3句選
＊大谷主宰ご出席の句会です。
　
8月の深川句会ご報告
＊8月24日、芭蕉記念館分館
＊席題は「竜田姫、螇蚸、瓢」
＊一部直しが入ってます。
＊◎が特選です。

◎落鮎を次々呑みてたぎりゆく　　　　靖彦
◎嘘つきは長生きのもと馬肥ゆる　　　幸三
◎わが胸に積乱雲の闘志あり　　　　　逸郎
◎飛魚や胸鰭ひろげ舟盛に　　　　　　逸郎
◎髪白くなほ美しや龍田姫　　　　　　和子
◎行く末は李白の腰の瓢かな　　　　　洋
◎大瓢どんと据ゑたる上坐かな　　　　元子
◎子瓢にはやいとけなきくびれかな　　秀子
　庭師来て帰れば庭の秋めきぬ　　　　桃瑪
　太陽の如く生きよと蟬の声　　　　　桐幹
　素戔嗚尊老いたり穴惑ひ　　　　　　和子
　すうすうと秋風とほる歯抜け穴　　　東久
　風の盆月を指す手のみやこぶり　　　ひろし
　難民でありし五歳の八月よ　　　　　靖彦
　夏痩せに無縁の妻や岩のごと　　　　逸郎
　手のひらを月へとかへす踊かな　　　隆子
　角伐られつま呼ぶ鹿の声かすか　　　和子
　虫売りは声を立てずに通り過ぐ　　　佳余子
　草の実のごとく国境越えたると　　　隆子
　挿菊に雀の来ては糞散らす　　　　　元子
　のぼさんの糸瓜が勢ふ夕立かな　　　幸三
　台風が去つて瓢はどつしりと　　　　明子
　凱旋の千生り瓢簞天下取る　　　　　宣行
　川風や瓢抱へて庵まで　　　　　　　幸三
　爽やかやはや今朝方の我に飽き　　　和子
　爽やかにボルトは終にヘラクレス　　洋
　贈られてもてあましたるふくべかな　桐幹
　次の世へ命つぐべくばつた跳ぶ　　　佐幸