4月、東京句会のご案内

日時:4月9日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。
 
3月の東京句会報告(32名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠+席題:七句投句/五句選句〉
「山焼」「針魚」
◎山を焼くぐんぐん風を吸ひ込んで  二本
◎この下に鍾乳洞や山を焼く     道子
◎耳ちよつと切れて強さう猫の夫   光枝
◎引結ぶ口頼もしや桜鯛       美津子
◎まつすぐに這ひのぼりきし田螺かな 千方
◎雨に雪まじるこのごろ針魚かな   一郎
◎春の土むくむく動くところあり   広
◎山焼や都を移す一大事       ひとみ
◎千方の春を集めて草の餅      光枝
 春風や赤子の尻を拭きをれば    広
 ひやひやと白磁の肌の春来る    ゆき
 乗り換へてやつと行きつく朧かな  ひとみ
 見えぬほど透けて雪解の水となり  宣行
 ほんたうを映して鏡冴返る     美津子
 山ひとつ焼いて帰りし男かな    広
 われらみな大地のなかま野火放つ  佐幸
 山焼や火切りの道に鼠逃ぐ     宣行
 海原のごとく揺らめく蚕かな    千方
 山焼の火の粉を払ふ剣かな     洋
 春眠の淵ながながと深々と     ゆき
 春月を吸込む猫のあくびかな    宣行
 顎すいと紅うつくしき針魚かな   道子
 風上に地蔵移して山を焼く     靖彦
 乙女らも糶来て針魚落すかな    麻衣子
 いまはもう恥が自慢や目貼り剥ぐ  靖彦
 昼は除染夜は人気なき春の町    順子
 わだつみを今も漂ふ雛あらん    洋
 こんなにも小さき針でさより釣   広
 土筆摘む向うの土手も土筆摘む   宣行

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です