7月、東京・神奈川吟行句会のご案内&句会報告

小石川後楽園吟行

大谷主宰ご出席の句会です。奮ってご参加下さい。

小石川後楽園は、江戸時代の初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の租である頼房が、江戸の上屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。光圀は作庭に際し、明の儒者である朱舜水の意見を取り入れ、中国の教え「士はまさに天下の先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。また、庭園の特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。今は春夏秋冬、大都会のオアシスとなっています。7月は蓮、睡蓮が綺麗なことでしょう。

★日時:
2015年7月25日(土)午前10:00 集合

★集合場所:
小石川後楽園入口 
JR総武線「飯田橋」東口徒歩8分、地下鉄大江戸線「飯田橋」C3出口から徒歩2分、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」A1出口から徒歩8分、丸の内線・南北線「後楽園」中央口から徒歩8分。
*集合に遅れる方は、吟行をすませて句会場にお入りください。       

★吟行地:
小石川後楽園
〒112-0004東京都文京区後楽1-6-6
℡03-3811-3015

★句会場:
園内の涵徳亭 広間(洋室)12:30~16:00
*昼食をすませて句会場にお入りください。お弁当を持参か、近くの日中友好会館にレストランがあります。

*出句は7句、13:30〆切とします。
*句会費は2,000円です。      
*どうぞお出かけください【大場・葛西】

 
6月の吟行句会のご報告

梅雨深き佃島を吟行しました。住吉神社には茅の輪がかかっていました。
参加者は、18名。

 水飯もよし佃煮を家苞に       ひろし
 一鉢の朝顔を持て移り住む      呑空
 ひとまはりしてひともどり吊忍    藤子
 詠めたかと雀寄り来る茂りかな    菊江
 川風とともにくぐらむ大茅の輪    佳余子
 朝顔を咲かせ佃を住処とし      順子
 もう乗れぬ佃の渡しさみだるる    梅子
 青竹の匂へる祭やぐらかな      美津子 
 身の高さほどの茅の輪をくぐりけり  侑子
 一湾を浚ひて月の島となす      千方
 布袋葵めくるとひそと緋のめだか   佐幸
 天保の神輿涼しく置かれあり     博
 名の町を誇りに暮らす夏燕      ひとみ
 短夜や佃に寄せる波の音       光枝
 家康を偲びてくぐる茅の輪かな    洋
 くぐる度茅の輪幣のゆれにけり    あつ子
 浮世絵や大川をゆく大神輿      明子
 餓鬼道の名残りのいくつ海月かな   伊豆山

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