4月、東京句会のご案内

日時:4月11日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
*大谷主宰ご出席の句会となります。
 
3月の東京句会報告(41名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
* 持寄5句+席題2句(「海雲」「紙風船」)/5句選の一座でした。
* 句会のあとに古志四賞の授賞式がありました。
 
◎音高くたたけどつよし紙風船     那珂侑子
◎よちよちの一歩に春の回りだす    飛岡光枝
◎あした咲くつぼみも一つ花菜漬    熊谷佐幸
◎やどかりのやど借り替へる早さかな  葛西美津子
◎紙風船ふところにして野にいでん   山田洋
◎みな春の泥の化身と思ふべし     関根千方
  大空襲、大震災
 四、二十、七十年の桜かな      本谷厚子
 ぺんぺん草花屋の花となりにけり   本谷厚子
 憂きことを搦めてなびく海雲かな   本谷厚子
 月朧小さき家に帰りけり       神蛇広
 上の田を打つて下の田打ちにゆく   神蛇広
 受験生あれやこれやと待たされる   神蛇広
 独活の香に味噌も田螺もまみれけり  菅谷和子
 よなぼこり芽吹きしものをよごしけり 菅谷和子
 富山から飛んで来たりし紙風船    菅谷和子
 ももとせの吉野紙もて雛納      むらたともみ
 万葉のをみなさながら野蒜摘む    むらたともみ
 五羽七羽たちまち梅は雀の木     神戸秀子
 菜の花を啄み鵯は箸休め       神戸秀子
 ヤレソーランいかなご来たか明石の門 坂元初男
 下萌えや源氏の君は又恋を      岩﨑ひとみ
 恋醒めし猫大朝寝われもまた     真板道夫
 啓蟄のごとき目覚めやペルリ来て   鈴木伊豆山
 ひとつだけ声のしてゐる巣箱かな   杉山常之
 主に似てぶつきら棒や猫の恋     園田靖彦
 大将の落し角かな隆々と       大場梅子
 近づいて逃げられてまた囀れる    関根千方

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