☆日時 2014年12月6日(土)午後1時
☆会場 吹田さんくすホール 第2会議室
・JR吹田駅下車、2階改札口を出て左の階段を下りそのまま進んでください。
エレベーターで4階に上がってください。
☆第1句座 雑詠5句出句5句選
☆第2句座 席題2句以上含む3句出句3句選
和歌山句会のご報告
長谷川櫂前主宰選
第1句座 雑詠5句出句5句選 ○印特選 無印入選
○大福餅冬めくものの一つかな 瞳
○茅葺のいよいよ朽ちて根深汁 悦子
○かにかくに病める地球に藁を敷く 忠雄
ここいらは祖父の遺せしみかん山 洋子
鵯群れて島は金柑日和かな 冨子
夫と吾の間に猫ゐる冬日和 瞳
団栗の三つ寄り添ふ部屋の内 豊
鈴生りの蜜柑かがやく紀州かな 洋子
今朝の冬薔薇はいよいよ紅に 美那子
明日へと空とぶ蜘蛛の小春かな 弘
劉生の厚き絵具の蜜柑かな 豊
歌神の留守に詣でし玉津島 美那子
オリーブの実の黒々と冬に入る 陽子
思ひみる青洲の妻冬の雁 汀
まつ先に妻がかかりし狸罠 弘
今日からは冬の日差しや環状線 りえこ
木の国は緑のままに冬に入る 洋子
寄鍋や紀州がこんなに寒いとは 美那子
藍壺の藍の息吹や寒の入 悦子
第2句座 兼題「蜜柑」、席題「初時雨・冬紅葉」を含む5句出句5句選
○やはらかな小春の青菜抜きにけり 初恵
○皮むかれ考へてゐるみかんかな 忠雄
○にぎはしく花のかたちに蜜柑むく 汀
○青々と秋刀魚一本鮨にして 美那子
○蜜柑むけばごとりと列車動き出づ 美那子
どんぐりや少し強気の紀州弁 汀
初時雨いよよ黄金の蜜柑山 美那子
名にし負ふ浦をめぐるや初時雨 洋子
はれやかや枯木山より浦見して 沙羅
反椀にしのぶ昔や冬ざくら 汀
稲高く架けて紀州の誉れかな 瞳
柚子風呂や浦曲浦曲をめぐり来て 美那子
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