8月、東京句会のお知らせ

日時:8月10日(土)
集合:午後1時
会場:青山こどもの城
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:当季雑詠5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
* 大谷主宰ご出席の句会となります。
 
7月の東京句会報告
〈大谷主宰特入選句〉
*○は特選句です。
*一部、主宰の直しが入っています。

    金福寺蕪村画巻
○ きらきらとかさねの跣走り出づ   沙海悠
○ 仰ぎ見る富士こそよけれ山開き   沙海悠
○ 孑孒の縦に横にとふらつきて    加藤あつ子
  水替へて金魚ひらりと梅雨の明   神戸秀子
  天気図の真つ赤に燃える暑さかな  大場梅子
  凌霄を纏ひ古木の艶姿       上俊一
  夏帯にわれも所望の一句かな    園田靖彦
  御斎にも鰹のたたき夏座敷     山田洋
  走り根につまづき乍ら山涼し    加藤あつ子
  子規にいもうと賢治にいもうと星祭 神戸秀子
  家を守る松はあらねど青ぶだう   丹野麻衣子
  プルタブの点字まどかに缶ビール  佐川あけみ
  夕焼をポルトガルまで追ひ詰めて  北島正和
  泳ぎくる亀の目もとの涼しさよ   熊谷佐幸
  職業欄主婦か無職か扇風機     わたなべかよ
  野島崎真夏の海に突き刺さる    上俊一
  源流は富士の高嶺や水草咲く    軍地四郎
  庭に摘み涼しきけさの刻みもの   庄嶋あかり
  蚊遣火を隣の部屋へうつしやり   丹野麻衣子
  ハコちやんの芸者論読み明早し   沙海悠
  あぶな絵のをとこをみなもお風入  園田靖彦
  夜濯ぎの大きく干され相撲部屋   加藤あつ子
  涼しさや小惑星の名は宮城     小宮節子
  楸邨忌猫に学びて今日もまた    西川遊歩
○ 木下闇鴉宿していよよ闇      関根千方
○ 山椒魚月の光りに永らへる     神谷宣行
○ 水の香の母の入り来る蚊帳かな   神戸秀子
○ はんざきの眠れば水も深眠り    沙海悠
  下闇で少し頭を冷やさんか     辻奈央子
  はんざきに岩文豪に机かな     神戸秀子
  木下闇敵も味方も眠る墓所     熊谷佐幸
  納戸の奥蚊帳も昭和も眠るかな   石川桃瑪

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です