12月、古志ネット句会のご報告

長谷川先生の総評です。
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臘梅や月に氷のあるといふ

蝋梅の花と月の氷。ものの質感をよくわかっている句。
そのほかの句は抽象的な内容が多かった。とくに枯野の句。また「一籠の氷と牡蠣と月光と」は「一籠の」がどこにかかるか不明。「卓上の」ならよくわかる。

気づいたことをいくつか。
①句はきちんとわかるように作ること。
②深い句をめざすこと。
③安易な取り合わせはやめる。

「古志」で私が選をしている「三句欄」は原則1句選ですが、1句の中には本来なら全没にすべき句も混じっています。全没を設けるかどうか、今後考えますが、1句選ばれた人はよい句かどうか、ご自分で考えてください。そのためには学んでいただきたい。
ただし、1句の中にはほんとうにいい句も混じっています。

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以上です。

<特選>
臘梅や月に氷のあるといふ     山内あかり

<入選>
おもひでの宿にこよひも雪が舞ふ  岡崎陽市
ひとすぢの道ふりかへる雪野かな  岡崎陽市
一籠の氷と牡蠣と月光と      山内あかり
夜もすがら鴛鴦の忍び音湖の宿   草場弘
投票に行く一本の雪の道      吉田詩葉子

なお、今月を持ちまして、古志ネット句会は閉会いたします。
一年間ありがとうございました。

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