(2)鍋焼きと決めて・・・一部お詫び&訂正

2/2付「鍋焼と決めて逢いたる上野かな」につきまして、一部お詫びして訂正いたします。

>朝日俳壇掲載はすごいことです。

>週によって多少はあれど、数千句の中から、大体三千余句から選ばれる40句。

>大変な難関であります。

私、大体3,000句と書きましたが、5,000句と訂正いたします。

(1)中井貴一さんがナレーターを務める「サラメシ」(NHKG)という番組があります。

2019.10.8放送のこの番組中、中井さんが5,000句と紹介していました。

私は、この番組中のハガキの山の映像の記憶から、大体3,000句(ハガキが3,000枚)と書いてしまいました。

あらためて、その映像を確認したところ、大体5,000枚と見えました。

    (ご存知のとおり、朝日俳壇はハガキ一枚に一句という投稿規定です。)

なお、このときの放送は金子兜太氏のヒルメシを取り上げたものでした。

(2)「朝日俳壇‘75」(昭和50年)のあとがきから抜粋(朝日新聞東京本社学芸部長 西村勇)

①「朝日俳壇」が複数の選者による共選 (※1)という画期的な選句方式を採用したのは、昭和34年(1959)からである。

共選方式は、複数の選者が、同時にすべての投稿句に目を通し、それぞれがよしとする順番に10句ずつ選んで、紙面に掲載する。

③同一の句が二人以上の選者に共選される場合もありうる。

➃各派が競い立つ俳句界の現状からみて、前例のない思い切った企画である。

⑤応募のはがきは、週平均にならすと、6~7000句 (※2)という膨大な数である。

⑥半日かかって候補をあらえりしてメモを作り、その中から10句を選ぶ。

⑦選者は精魂かたむけて選句し、そのあとしばらく疲労で口もきけないといったことがしばしばである。

ちなみに1975年(昭和50年)当時の選者は、

高浜年尾(1900-1979)、中村草田男(1901-1983)、

山口誓子(1901-1994)、加藤楸邨(1905-1993)   の4氏(敬称略)。

ひゃー、みな故人じゃ。

ほんで教科書にその作品が載っとった人ばっかりじゃ。

選者のひとりである「山口誓子」は、愛媛県にお弟子が多くて、よく来県されたものです。

お弟子の何人かを存じ上げています。近年すっかり忘れ去られていますが、都会的な素材、知的・即物的な句風で一世を風靡した俳人です。

「草田男」は「くさった男」だそうです。従兄弟からその性格ゆえに「くさった男」と言われたことに由来するそうです。子供はときに残酷です。中学生の頃、初めてその名を目にしたとき、「変な名前やなあ」と疑問に思ったものでした。あえて教師に聞きもせんかったんですが、後年この話を聞いて得心でした。

「年尾」は、子規さんの命名によるというのは有名です。一年の尻尾に生まれて年尾、ながらく大晦日のお誕生かと思っていたのですが、12月16日のお生れでした。子規さんのネーミングセンスがいいですね。野球関連でも残ってます。なお次女の稲畑汀子さん(1931-)は、現在の朝日俳壇の選者のお一人です。

※1:「共選」について

 辞書にも出ておらず耳慣れない単語ですが、共同選句を縮めたものと推定されます。ちなみに愛媛には「共同選果場」略して「共選場」と呼ばれるJA施設があります。蜜柑の等級を選別するものです。最近人気の「紅まどんな」も選別機で赤秀4Lなどとランク付けされます。

※2:1975年当時は、6~7000句だったんでしょう。

2 Comments

  1. まさし said:

    『サラメシ』は、NHK総合テレビジョンで放送される、昼食をテーマにしたバラエティ番組。
    「サラリーマンの昼飯」の略である。
    サラリーマン・OLを含めたさまざまな職種の昼食、さらには企業の社員食堂、今は亡き著名人の愛した昼食などを取り上げる。
    中井貴一が独特のユーモアセンスを織り交ぜたナレーションを行っている。

    2019.10.8放送分
    「あの人も昼を食べた・・・。」
    毎週金曜日、東京築地の朝日新聞本社会議室、
    金子兜太(1919-2018)は、電車を乗り継いで選句会場へ颯爽と現れる。
    選句作業は5時間を超えるものとなる
    高齢になってからも、選句の仕事をだれよりも楽しんでいた。
    彼の晩年の代表作“よく眠る夢の彼のが青むまで”
    「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」この枯野が青んでくるまで、俳句を楽しみたい。
    悠々とその晩年を謳歌した金子であった。
    そしてもう一つ楽しみが、お昼ご飯であった。
    金子は、自他ともに認める健啖家。
    この日のメニューは、松花堂弁当。
    天然鯛の炊き込みご飯、揚げ物、メバル・筍の焼物、煮物、吸い物、デザート
    「好物をすこしずつ。
    「これが俳人金子兜太が愛した昼ご飯、御馳走様でした。お相手は中井貴一でした。」

    2021年2月18日
    Reply
  2. まさし said:

    上から14行目   彼の → 枯野  です。 _(_^_)_
     
    “枯よく眠る夢の枯野が青むまで”

    2021年2月18日
    Reply

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