日 時:10月2日(水)午後1時
会 場:森下文化センター
会 費:2,000円
第1句座:自由題5句出5句選
第2句座:席 題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
9月深川句会のご報告
*9月4日、23名
*一部直しが入っています。
*◎が特選句、他は入選句です。
(第1句座、自由題、5句出5句選)
◎庭掃きて秋蝶ひとつまたひとつ 京子
◎秋出水ボートが見舞ふ病院よ 節子
◎露ひとつこぼれてここに種蒔けと 宣行
◎月山の月より大き芋煮鍋 和子
◎本屋花屋いつもの道に消えて秋 いづみ
◎現世の花野でありぬ棺の中 間宮伸子
ゆつくりと亀のまぶたや水の秋 寛子
腸に醸す言葉や月照らす 遊歩
言霊に素手でふれたし稲びかり 隆子
かなかなや残す時間を汝と吾 伊豆山
草の穂やカンボジアにも閻魔様 伴子
走り根とみまがふ宇陀の穴惑ひ 和子
一俵をひよいと担ぐや村相撲 俊一
稲妻のやうな歳月詩に捧ぐ 遊歩
土一寸また一寸と自然薯掘る ひろし
残る蚊に喜寿の二の腕呉れてやる 靖彦
しんとして蟬の穴より秋の声 順子
秋澄むや繰り出す毛針意のままに 靖彦
太太と一茶の里の走り蕎麦 隆子
鮎急くや流転の錆びをまとひつつ 怜
(第2句座、席題「秋夕焼、蝗、オリーブの実」3句出、3句選)
◎一鍋に発条も丸ごと蝗煮る 遊歩
◎いなごいなご今際のこゑを持たぬまま 秀子
◎いなごとり少年の秋始まりぬ 怜
◎心臓の機嫌はいかに秋夕焼 怜
◎オリーブの熟れて放哉咳一つ 靖彦
◎入日まで食ひ尽くさんと蝗とぶ 秀子
島人よオリーブの実に生涯を 節子
オリーブの実のあをあをと朝の鐘 秀子
違ふ方へ跳んで一匹蝗かな 宣行
生涯やオリーブの実の熟す頃 梅子
いつしんにけふのおかずの蝗捕る 和子
どの手にも木綿の袋蝗とり 順子
オリーブの実の島育ち胸豊か 淳子
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