4月 深川句会のご案内

日  時:4月3日(水)午後1時
会  場:芭蕉記念館本館
会  費:2,000円
第1句座:雑詠5句出5句選
第2句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。

3月深川句会のご報告
*3月6日、30名
*一部直しが入っています。
*◎が特選句、他は入選句です。

(第1句座、雑詠5句出5句選)
◎菰を着ておぼろを宿とするもよし  幸三
◎だみ声の山田洋が雛の段      靖彦
◎卒業やがん病院のお墨付      元子
 揚雲雀ここに三川合流す      道子
 佐保姫の黒髪ぬれて春の虹     幸三
 真夜中の太陽おもう多喜二の忌   秀子
 風船にまた隠れたる笑顔かな    怜
 鞍馬越えしたるかの日や木の芽漬  梅子
 狂ひゆく地球の上に大朝寝     幸三
 東京の最高峰も笑ひけり      桐幹
 赤い靴春はワルツに乗つてくる   桃瑪
 目張の目満月とほく仰ぐべく    隆子
 擂る音のソラシド辛き山葵丼    梅子
 つくしんぼ土手には母の姿あり   幸子
 佐保姫のくしやみに芽吹く雑木林  元子
 ほのぼのと貝をあくればひなまつり 和子

(第2句座、席題「凧、桜鯛、鳥雲に入る」3句出3句選)
◎大凧のうなりいよいよおそろしく  靖彦
◎糸切れていのちを得たりいかのぼり 和子
◎目出度さはその名その色桜鯛    菊江
◎あばれ凧一本杉につながるる    靖彦
 凧切れて地に残されし魂ひとつ   遊歩
 桜鯛うき世の潮をひらりひらり   隆子
 山々のさくらはるかに鯛釣らん   ひろし
 桜鯛隠岐の怒涛を打ち鎮め     宣行
 静かなる空の母へと凧揚げん    幸子
 いまもなほ歩く民あり鳥雲に    伊豆山
 桜鯛吉日に着くランドセル     伸子
 もてなしの凧合戦や切り切られ   靖彦
 大皿にどんと据ゑたり桜鯛     和華子
 この星の様子見てこよいかのぼり  菊江
 大凧揚がる荒縄の尾を垂らし    道子

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