2月6日(水)に予定していた深川句会は、主宰がインフルエンザのため、急きょ中止となりました。
1月深川句会のご報告
*1月9日、29名
*一部直しが入っています。
*◎が特選句、他は入選句です。
(第1句座、雑詠5句出5句選)
◎船の松納めて常の船だまり 元子
◎射抜きしは鬼か大蛇か弓始 宣行
◎福寿草背筋のばして野に出でん 怜
◎水仙や胸はつて風やりすごす 節子
◎拾得のこれみよがしや初箒 隆子
年新た大きく割らん古きもの 逸郎
飛びもせずまた鳴きもせず蜘蛛は冬 間宮伸子
隣村の独楽の巧者を迎へうち 俊一
政治家てふあな騒しき礼者かな 靖彦
載せてみよ体重計に大白菜 はるみ
輪飾やわが手足なる自転車に 節子
空つぽの竹屋に竹の初荷くる 元子
わが道の一茶の大愚雑煮餅 伊豆山
濁りなきかな文字ならぶ歌留多かな 宣行
白玉の波のしぶきや初鼓 隆子
獅子頭脱ぎし君にもあれよ幸 遊歩
雛めでたお頭めでたや屠蘇祝ふ 逸郎
(第2句座、席題「猿廻し、橇、おでん」3句出3句選)
◎走れ橇幼ななじみが駅に待つ 純子
◎臼載せて正月の橇見えきたる 隆子
◎犬強くなづれば橇が走りだす 順子
猿廻言うてふくめて出番待つ 京子
み仏もおでんの湯気をよろこばれ 秀子
橇いまだ着かず子熊座またたける 桃瑪
猿廻し地べたこすりて頭たれ 遊歩
外に出でて郵便橇を待つ子ども 梅子
おでんの具にたとへて拙の美を論ず 寛子
犬橇の無限おそれぬ速さかな 伴子
大鍋のおでんのごとし我が家族 純子
Be First to Comment