4月、東京句会のご案内
日時:4月14日(土)
集合:午後1時
会場:江東区文化センター(東陽町)
〒135-0016
東京都江東区東陽4-11-3
03-3644-8111
*アクセスはこちらをご覧ください→地図
会費:2,000円(学生半額)
*大谷主宰ご出席の句会となります。
*亀戸文化センターではないのでご注意ください。
3月の東京句会報告(33名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠五句投句/五句選句〉
◎春嵐はづむ名乗りのはるかより 遊歩
◎豪胆の気風棺に眠る春 遊歩
◎月おぼろ洋のはなしもう聞けぬ ひろし
◎涅槃図にきつと俳句の鬼もをり 佳余子
◎楸邨に良き弟子あまた猫の子も かよ
◎踏青の君らに翼あるごとく 隆子
◎草餅や笑へば皺のなかに貌 宣行
◎洗はれて山葵のひげの太きかな 京子
◎出て行けりわが手ふり切り恋の猫 寛子
◎抱かれてなほ勝鶏の足掻きせる 道夫
桜貝けふも目覚めはすこやかに 順子
崇徳院の天つく怒髪ひじき刈る 隆子
さよりさより群れてはぱつと散りゆけり 伸子
薄氷をすべつて遊ぶ小鳥かな 順子
山桜西行追ひてゆかれしか 佐幸
醜きもみな夢の種花の種 道夫
恐竜に会ひたきこころ青き踏む 寛子
春や春とて故郷には人住めず あけみ
何ならん雪崩もろとも地の底へ 常之
帰るべき一山いまだ深く眠り 隆子
野一揆の駆けぬけし田や蝌蚪生まる 道夫
好きな子のピアノに合はせ卒業歌 秀子
蝮出て兜太なき世や春の闇 千方
〈席題三句投句/三句選句〉
「木の芽」「野遊び」「蛤」
◎日々君が見守る木の芽病窓に 和子
◎雑木の芽森を動かす力たれ 怜
◎かの名乗り木の芽を起す勢たり 隆子
桜の芽悲しきことは底が知れ 京子
喜寿野がけ杖引きながら転けながら 伊豆山
芽吹山いまにもあばれ出しさうな 秀子
赤あを黄ばくはつしさう木の芽山 秀子
わが歩み大蛤や尻ふつて 千方
蛤のあくびの並ぶ桶の中 雅子
この下に一茶の住みし銀杏の芽 順子
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