1月 深川句会のご案内
日 時:1月24日(水)午後1時
会 場:芭蕉記念館本館
会 費:2,000円
第一句座:雑詠5句出5句選
第二句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
12月深川句会のご報告
*12月27日、29名
*一部直しが入っています。
*◎が特選です。
(第一句座、雑詠5句出5句選)
◎丈競ひ合ひしはむかし山眠る 秀子
◎一山は熊の貌なり山眠る 宣行
◎崑崙の星よりひそか鯨の目 和子
◎花咲かす灰にならばや桜榾 幸三
◎花八つ手きのふの蠅が妻連れて 秀子
◎悪人の君よく眠れ布団干す 佐幸
銭湯や柚子湯のビラを十日ほど 節子
日のにほひしさう波郷の冬帽子 秀子
雪よりも真白く沈む鯉ならん 佐幸
火の酒の酔ひをしづめん蕎麦湯かな 遊歩
さながらに芭蕉十哲冬木立 洋
諍ひてその夜シリウス白々と 俊一
太陽は地球を見つめ懐手 宣行
障子明りはるかなりけりチバニアン 四郎
大いなる松を飾るや雷門 梅子
日向ぼこ良きことだけを真に受けて 森
数万発核抱く地球年暮るる 逸郎
ぼろ市やぼろの目利きと待ち合はす 寛子
年忘れ浅草の灯よ川の灯よ 順子
焼芋を割りながら癌告ぐる君 いづみ
みちのくの藁をたたへて飾売 靖彦
百代を土に生き来て牛蒡注連 伊豆山
(第二句座、席題「待春、初鴉、枯蓮」3句出3句選)
◎待春のヨットの影の氷りけり 幸三
◎富士の水飲んで一声初鴉 遊歩
◎待ちきれず春を迎へにゆくところ 森
初鴉町でもつとも高き木に 森
子の一歩二歩三歩春待ちゐたり 明法
リハビリの一山越えて春を待つ ひろし
明王の慈悲の半眼蓮枯るる 佐幸
神鏡はまだ闇のなか初鴉 秀子
大志あり七十歳の春を待つ 宣行
須佐之男を追ひかけここへ初鴉 邦紀
けふごみは誰も出さぬよ初鴉 四郎
枯蓮や泥水深く命継ぐ 伊豆山
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