青年部ネット句会2016年秋
参加:16名
投句:3句出3句選
兼題:「霧」「芋」「鹿」
〈主宰特選〉
いろいろの芋ほりて押す手紙かな 伊藤空
うたたねを大きな鹿に嗅がれたり 高角みつこ
〈主宰入選〉
あれほどに嫌ひと言ひし芋を煮る 吉富緑
ホームズの街駆け回る霧の夜 森篤史
双眸に空を映して鹿の子立つ 金澤諒和
大芋は虚子そのほかは小芋なり 岡崎陽市
山門は霧の中なる東慶寺 三玉一郎
山霧の隠しおほせぬ城ひとつ 丹野麻衣子
明くる日も芋また芋の秋ならん 石塚直子
朝霧にまみれて始む稽古かな 石塚直子
霧割つて人か或は山神か イーブン美奈子
*次回は1月(冬・新年)になります。
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