11月の東京・神奈川吟行句会のご案内&句会報告

★日時:
2016年11月26日(土) 午前10:00

★集合場所:
東急大井町線(各駅停車)「上野毛」駅北口改札口
「上野毛」駅までは、東京駅から、JR京浜東北線で大井町駅乗り換え、東急大井町線各駅停車で約41分、渋谷駅から、東急田園都市線(半蔵門線直通)二子玉川駅乗り換え、東急大井町線で約23分、東急東横線(急行)自由が丘乗り換え東急大井町線で約24分。東急大井町線溝の口駅から各駅停車で8分です。

★吟行地:
五島美術館(入館料1200円、特別展)「上野毛」駅より徒歩5分
〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25 ☎03-3703-0661
http://www.gotoh-museum.or.jp/ (開館午前10時)

★句会場:
世田谷区立玉川区民会館 第3集会室(13:00〜16:30)
(世田谷区等々力3-4-1 ☎03-3702-1675)
移動があります。上野毛駅から大井町方向へ1駅乗り「等々力駅」下車
等々力駅から句会場まで徒歩2分です。

★食事を済ませて句会場にお入りください。
★出句は、10句、7句選。13:30〆切とします。

☆五島美術館の「特別展平安古筆の名品」の鑑賞と初冬の庭園を吟行します。
☆五島美術館は、東京急行電鉄の元会長五島慶太が収集した日本・東洋の古美術品を、中心に1960年設立されました。国宝源氏物語絵巻、紫式部日記絵巻等が有名です。敷地は五島邸の一部で、約5000坪の庭園は国分寺崖線上にあり、武蔵野の雑木林が多摩川に向かい傾斜し、様々な紅葉を楽しめます。「上野毛のコブシ」や石仏、茶室が点在します。吟行当日は、「平安古筆の名品」-飯島春敬の観た珠玉の作品からーの特別展を開催中です。伝藤原行成の古今集切等が展示されます。

✿どうぞお出かけください。[係;大平・神谷・大場]
 
 
10月の小田原吟行句会の報告
大谷主宰をお迎えして、秋深む小田原城と尊徳神社、清閑亭を吟行しました。
参加者は、26名。

第1句座 (吟行句、7句出句、5句選)
 大谷弘至主宰選 (○印=特選  無印=入選)
   馬出門帰らぬ人を待つ小菊     ひとみ
   川霧をあつめたちまち一夜城    麻衣子
   露の世の城のやうなる外郎家    ひろし
   明日越える箱根の関や竜田姫    梅子
   丹沢の奥は見えずよ霧ごめて    あつ子
 ○ 霧に積む石垣ひとつまたひとつ   一郎
 ○ 箱根山霧の奥より霧生るる     英樹
   すこやかに茎いつぽんや破蓮    英樹
   薪背負ひ金次郎さんも冬支度    佳余子
 ○ けふよりは霧を背負うて金次郎   一郎
   古り古りし尺八ひとつ吹く秋ぞ   英樹
 ○ 象に梅子人に梅子や天高し     宣行
   豊の秋小田原提灯高うせよ     靖彦
 ○ 破れ破れてよき音立つる蓮かな   英樹
   石垣のすきまの草ももみぢかな   和子
   鳥声にぱきと折れたり破蓮     秀子
   露の世の露と消えたり一夜城    梅子
   一夜城ありしあたりや霧襖     和子
   雲となり天守の上に秋昼寝     宣行
   すさまじや鬼と呼ばれて国造り   靖彦

第2句座 (席題 囮・螻蛄鳴く・金柑)
   よく鳴ける鳥を選みて囮籠     麻衣子
 ○ かつて見し空を見てゐる囮かな   一郎
   母を呼ぶ声を限りに囮かな     和子
 ○ 鳴きながらおけらも積みし土塁かな 麻衣子
   歩かねば足が萎えるぞお螻蛄鳴く  道子
 ○ 囮鳴く親鳥くれば更に鳴く     明子
 ○ 聟島の囮が呼ぶや信天翁      伊豆山
 ○ 太陽の末つ子なるや金柑は     佳余子
   生り過ぎの金柑がばと学校へ    あつ子
   夜の底に螻蛄を聴きゐし疎開かな  東久

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