1月、京都句会のご報告

新主宰を迎えての初句会は,1月16日(日)午前10時、JR膳所駅に集合し、芭蕉の墓所のある義仲寺を吟行し、句会場のピアザ淡海の真ん前の琵琶湖の絶景を楽しみ、充実したものになりました。雪が多く寒い今年の天候どおり、午前中は大雪,昼ころは雪晴,帰るころには再び吹雪と、大荒れの天候になりましたが、吟行としては滅多に出会うことのない恵まれた巡り合わせになり、佳句が多く出たように思います。今回は,滋賀県在住の次雄さんと英二さんに、会場のお世話、義仲寺の案内、琵琶湖の風景や鳥の説明等、親身に心配りをして頂いたお陰で,楽しいひとときを過ごせたものと深く感謝します。

句会は、ブログの案内を見て駆けつけたという滝澤勢子さんの参加もあり、25名の出席でした。インターネットの威力は大したものです。

第1句座は当季雑詠5句出句、第2句座は席題「寒」「葉」「水仙」の3句出句でしたが、その中で印象に残った句を挙げておきます。

蕉翁の杖を頼りに初句会     いほり
義仲寺や雪の魚板を打ちならす  麻衣子
何鳥か雪蹴落して翁堂      次雄
寒晴れて比叡墨絵となりにけり  初男
閉じ込めて落葉松葉や薄氷    英二

2月の句会案内も近日中にブログで紹介できると思います。多くの方に参加して頂き,楽しい句会になればと願っていますので、よろしくお願いします。

One Comment

  1. 藤岡美惠子 said:

    初句会、雪の心配もよそに盛況にすまされてよかったですね。

    私にとっては古志での初めての初句会、それも初主宰をお迎えしての琵琶湖湖畔、義仲寺の初訪問と初めてずくしのこの句会をとても楽しみにしていたのですが、悪天候の為やむなく欠席させていただきました。
    なのでこの報告はとても嬉しく、そして改めて欠席を悔やまれたことでした。
    それにしても皆さんのお元気ぶりと句作への意欲ぶりに圧倒されました。今年もなにとぞよろしくお願いいたします。

    ありがとうございました。

    2011年1月20日
    Reply

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