9月京都句会のご案内と8月句会報告

9月京都句会のご案内

日時:9月22日(日)午後1時~5時
句会場:こどもみらい館(最寄駅:地下鉄烏丸線「丸太町」)
※句会場の場所は、下記ホームページの「アクセス」をご覧下さい。
http://www.kodomomirai.or.jp/

8月京都句会の報告

 8月17日(土)、こどもみらい館で開催。
 主宰出席の恒例の大文字句会。15名出席。
 第1句座10句出句5句選
 第2句座席題「竹伐る」「西瓜」「花火」。3句出句3句選

主宰選は次のとおりです。特選は◎。

第1句座
◎今日よりは蜩の声如意ヶ岳       洋子
◎ありがたや月を連れたる大文字     幸子
◎大文字崩れて残る火の哀れ       雄二
◎妙が点き法が応へて大文字       まき
◎大文字蝉も蜻蛉も火の粉かな      雄二
◎賀茂茄子の牛でゆつくり帰られよ    雄二
◎妙法の里に友をり踊りをり      麻衣子
◎護摩木かきし墨より黒き日焼顔     初男
◎トボトボと亡父に連れられ大文字    一爽
◎鉦叩おまへの鉦も盆の鉦       麻衣子
◎花鱧もこれで終はりか大文字      雄二
◎地獄より熱き火起こし大文字     奈央子
◎この夏は天の川辺も暑からん      初男
◎老いたれど割木かつぎて魂送り     洋子
 消し炭やはや汗の世を去られしか    雄二
 墓洗ふやうに山濡れ大文字      奈央子
 大文字合歓は眠りを忘るらん      嘉子
 施餓鬼川今宵の音のはやさかな    麻衣子
 大文字河原の暑さ言ひ合うて      洋子
 父のごとはかなき時間(とき)や大文字  一爽
 新盆や行かすものかの虚しさに    美栄子
 火の山はけさひつそりと秋の山     雄二
 消し炭のしめりは露の名残かな     初男
 草原に火の粉がとんで大文字     麻衣子
 空澄みて少年の日の大文字       一爽
 重くれの雲を破つて盆の月      麻衣子

第2句座
◎三角の尖りがうれし西瓜食ぶ      まき
◎ぽつつりと花火にまぎれ逝かれたる  美栄子
 花火見つつ互ひの畑ほめあへり    奈央子
 火の色も昔がよろし揚花火       幸子
 猛暑にて中はぼろぼろ西瓜食ふ     一爽
 居並びて達摩のごとき西瓜かな     嘉子
 猪山にひがな竹伐る痩男(やせお)かな 美栄子
 厚き掌の父の思ひ出大花火       冬虹
 不幸てふ種は飛ばして西瓜喰ふ     雄二

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