6月、東京・神奈川吟行句会のご案内&句会報告

神楽坂と穴八幡吟行

大谷主宰ご出席の句会です。奮ってご参加下さい。

昨年は待春の頃の神楽坂を吟行しましたが、今回は五月雨の頃のしっとりとした神楽坂の散策をお楽しみください。神楽坂は、かつて神田川を利用して船で運んできた物資を、牛込あたりの台地に陸送するのに使ったルートでした。人通りも多く賑わい、又、毘沙門様の門前町として発達すると接客業も盛んになって、待合、料理屋、芸者屋が営業する三業地して繁盛するようになりました。神楽坂は江戸後期に始まった新興の花街でしたが、関東大震災で東京各地の盛り場が被害を受け、焼け残った神楽坂が、東京屈指の花街として栄えました。現在、五軒の料亭と30人ほどの芸者衆が活躍していると言われ、今でも路地に花街の残り香を感じることが出来ます。善國寺は神楽坂の毘沙門様と親しまれ、新宿七福神の一つです。

★日時:
2018年6月23日(土) 午前10:00 集合

★集合場所:
JR中央線・総武線の飯田橋駅 西口 改札口         
東京駅からJR中央線快速で4分御茶ノ水駅で乗換、JR総武線で5分。
新宿駅からJR総武線で11分。池袋駅から有楽町線で9分。
※集合に遅れる方は、吟行を済ませて句会場にお入りください。       

★吟行地:
善國寺、かくれんぼ横丁などの神楽坂周辺と穴八幡

★句会場:
早稲田奉仕園内のセミナーハウス 101号室 13:00~17:00
〶169-8616 新宿区西早稲田2-3-1 ☎03-3205-541
※句会場への移動は、東西線神楽坂駅から早稲田駅下車か、タクシーにて相乗りか、徒歩で。         

★出句は7句、13:30 〆切とします。時間に余裕がありましたら、席題もいたします。
★句会費は、2000円です。

◆どうぞお出かけください【大場・神谷・大平】

5月の句会報告
 花菖蒲の頃の浜離宮恩賜庭園を吟行。参加者は、15名。

 梅の実の落ちて大地の香りたる    宣行
 岸ひとつ打つて満ちくる夏の潮    光枝
 将軍となつて離宮に大昼寝      順子
 魚河岸の最後の夏を惜しみけり    梅子
 身の程の一寸かはりて更衣      千方
 病む夕べ泰山木の花ひらく      美津子
 夏蝶や恋の高みへ昇りゆく      佳余子
 広々と畑はつぎなる種蒔いて     元子
 夏落葉しづかに役を演じきり     ひとみ
 入潮の薫る風こそ離宮かな      和子
 万緑や鷹の茶屋には鷹の部屋     ひろし
 万緑の中に聞こゆる汽笛かな     侑子
 富士見山湧きては崩る雲の峰     伊豆山
 草刈機ぶんぶんなつて土けむり    あつ子
 藜杖捨てていづこへ行つたやら    佐幸

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