2月 深川句会のご案内

2月 深川句会のご案内

日  時:2月28日(水)午後1時
会  場:芭蕉記念館本館
会  費:2,000円
第一句座:雑詠5句出5句選
第二句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
 
1月 深川句会のご報告
*1月24日、21名
*一部直しが入っています。
*◎が特選です。

(第一句座、雑詠5句出5句選)
◎寒し寒しもんどりうつて土俵下    四郎
◎探梅やからくれなゐの船出して    隆子
◎晴れ晴れと俳句の奴初句会      逸郎
◎鳥とまるたびにふくらむ冬木の芽   佳余子
◎わかさぎやあばるるままにたぎり油へ 靖彦
◎こんぴらの護符もあらたや漁始    靖彦
 紋所ひよいを抜け出す初雀      靖彦
 竹はねて尺余の雪を振り飛ばす    ひろし
 寒鮒の釣れずにをれば墨絵めく    伊豆山
 待つといふ姿尊し凍てし鶴      宣行
 良寛のついてなくせし手毬かな    和子
 雪の朝雪の匂ひの白椿        明子
 日の本の百寿六万小豆粥       伊豆山
 アラスカの熊となるまで熊愛し    秀子
 反論のごとくどさりと雪落ちる    遊歩
 降り積みてイーハトーブは銀世界   和子
 誰を待つ赤いマフラー雪だるま    梅子
 信州の山高ければ深眠り       ひろし
 ひとクラスをさめ大縄飛の波     秀子
 宿木の大樹は神の大らかさ      間宮伸子
 初雪をあたまに乗せてみな出社    凜柚
 帰るなら眠れる山に帰りたし     洋
 大寒や業の花咲く黙阿弥忌      伊豆山
 つまらぬや一度も転けず雪の道    凜柚
 ひとつはぜやがてひやくはぜさくら炭 靖彦
 新雪にわつと飛び込むランドセル   明法

(第二句座、席題「春隣、寒餅、葱」3句出3句選)
◎日の本の土の甘さよ葱を焼く     宣行
◎をさなにもひとつ搗かせて寒の餅   和子
◎葱の香の詩をふるさとへ残さばや   隆子
 搗臼に舞ひ込む雪や寒の餅      隆子
 青葱や老いても涸れぬ心意気     洋
 ひび割れのひびもめでたや寒の餅   逸郎
 寒餅や昭和もわれも歳かさね     梅子
 あるじ逝き葱の畑の暮れ残る     四郎
 仮の世は存外永し寒の餅       間宮伸子
 息づかひ聞こえるほどに春近し    凜柚

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