1月京都句会のご案内と12月句会報告

1月京都句会のご案内

日時:1月28日(日)午後1時~5時
句会場:こどもみらい館(最寄駅:地下鉄烏丸線「丸太町」)

※句会場の場所は,下記ホームページの「アクセス」をご覧下さい。
http://www.kodomomirai.or.jp/

 

12月京都句会(17日)の報告

主宰出席。19名参加。底冷の源光庵,常照寺,光悦寺を吟行しました。1句座目10句出句5句選、2句座目席題「狐火」「数へ日」「背布団」の3句出句3句選。

主宰特選句

もみぢせし頬のおもかげ吉野門   忠雄
柚子湯して北山の夜をあたたまれ 美那子
白き息とめて轆轤を回しけり    嘉子
座禅して天上天下白障子      悦子
ながらへて悟る迷ふも日なたぼこ 美那子
山眠るすさびの人の墓もまた    嘉子
光悦垣わが背に似たり日向ぼこ  勝之進
山鳴や狐の提灯ゆらぐらん     まき
父母よきつね火でよし帰り来よ  勝之進
負真綿春日を背負ふごとくなり   忠雄

主宰入選句

月と日のちひさな子ども龍の玉  りえこ
平成の一茶はいづこ寒雀       勇
樅平然大寺の冬定まりぬ      一水
その色を尽して寂し冬薔薇     まき
日向ぼこ光悦翁のとなりにて     豊
百歳の玉の肌なる柚子湯かな   りえこ
着ぶくれて魂まゆのごとくあり   悦子
是がまあ光悦垣か萩枯るる     初男
雪もよひ光悦垣の竹の青      洋子
送り火の跡はかさぶた山眠る    雄二
鷹ヶ峰眠れば眠る臥牛垣      忠雄
実万両光悦垣をはみ出して     茉胡
つくばひに氷る目高や鷹ヶ峰    幸子
逝きてなほ時雨の音を楽しまれ   嘉子
軒桶の竹青々と年用意      美那子
北風や迷ひに勝る子の寝顔    美栄子
野兎や光悦垣をくぐりきし    美那子
数へ日やきりりと締めし割烹着    妙
水尾や一風呂浴びて背ぶとん    幸子
数へ日や気侭に老いて旅かばん  美栄子
数へ日や祖父の遺せし屋敷神    初男

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