俳句甲子園 20年 付録(1) 個人賞句の一覧

初秋のご一興にどうぞ。

「最優秀賞」、「優秀賞」そして「入選」の各句です。

ちなみに、「優秀賞」は決勝戦の各審査員が1句ずつ選んでいます。

その審査員にとっての最優秀句ということになりましょうか、どの審査員がどの句を選んだのか。辛口で検証していただくのもおもしろいかな?

公式ホームページでご確認ください。 http://www.haikukoushien.com/

そして【結果報告はこちら】へ入ってください。

話変わりまして、これまでの最優秀句は、つぎのとおりです。

第20回  旅いつも雲に抜かれて大花野           岩田 奎   開成高等学校
第19回  豚が鳴く卒業の日の砂利踏めば   池内 嵩  松山中央高等学校
第18回  号砲や飛び出す一塊の日焼     兵頭 輝  宇和島東高等学校
第17回  湧き水は生きてゐる水桃洗ふ    大橋 佳歩 幸田高等学校
第16回  夕焼や千年後には鳥の国      青本 柚紀  広島高等学校
第15回  月眩しプールの底に触れてきて   佐藤 雄志  開成高等学校A
第14回  未来もう来ているのかも蝸牛    菅 千華子  立厚木東高等学校B
第13回  カルデラに湖残されし晩夏かな   青木 智   開成高等学校B
第12回  琉球を抱きしめにゆく夏休み    中川 優香  菊池高等学校
第11回  それぞれに花火を待つてゐる呼吸  村越 敦   開成高等学校A
第10回  山頂に流星触れたのだろうか    清家由香里 幸田高等学校
第9回  宛先はゑのころぐさが知つてをる 本多 秀光  宇和島東高等学校
第8回  土星より薄に届く着信音      堀部 葵    紫野高等学校
第7回  かなかなや平安京が足の下     高島 春佳  紫野高等学校
第6回  小鳥来る三億年の地層かな     山口 優夢  開成高等学校
第5回  夕立の一粒源氏物語        佐藤 文香  松山東高等学校
第4回  カンバスの余白八月十五日     神野 紗希  松山東高等学校
第3回  裁判所金魚一匹しかをらず     菅波 祐太  愛光高等学校
第2回  朝顔の種や地下鉄乗り換えぬ    森川 大和  愛光高等学校
第1回  秋立ちて加藤登紀子が愛歌う    白石 ちひろ 松山中央高等学校

(1)第19回の句について、「責任者出て来い」と私はほたえたんです。これまで運営に参加したりして、俳句甲子園を応援してきた私としては、がっくり、へなへなと力が抜けたことでした。ところが「海程」の友人は、この句にいたく共鳴し、高く評価しておりました。

(2)第4回の句ついて、別の友人は「17,8才でこんな句が詠めるものか」といたく感動しております。

(3)第1回の句について、後輩の国語教師は、口汚く酷評いたしました。「なんで加藤登紀子なん?わけちゃわからん」

私は、第10回、第18回に二重丸を付けています。

皆さんはいかがですか?

秋の夜長を楽しんでいただければ幸甚です。