3月、大阪句会のご案内と2月の句会・鍛錬句会報告

☆日時   2017年3月4日(土)午後1時

☆会場   千里公民館 第1講座室

    千里中央駅下車北へ3分 「コラボ」内3階

☆第1句座 雑詠5句出句5句選

☆第2句座 席題3句出句3句選

 

2月4日大阪句会のご報告

大谷主宰特選句

金剛も葛城も雪神眠る     齊藤遼風

雪霏々と神杉大神ひとつ闇   馬渕可奈

佐渡やいま一網一万鰤起し   坂元初男

鬼どもの置き土産とや春立ちぬ 藤岡美恵子

寒の月入れて唐津の酒乾さん  齊藤遼風

鬼も来よ新横綱の豆撒きぞ   齋藤嘉子

三寒をひしと捉へぬ膝の皿   佐々木まき

蜆取るここは天下の十三湖   加藤百合子

種浸し嵯峨野の池もなくなりし 東一爽

神農の手づから浸す種ならん  丹野麻衣子

つねのごと三輪山へ一礼種浸す 黒部美栄子

隣より多めに種を浸さんと   丹野麻衣子

大きなる蜆御手洗川の主    横井初恵

 

2月5日鍛錬句会のご報告

前日の句会に続き大谷主宰のご指導のもと、関西で初めての鍛錬句会を行いました。

午前10時から午後9時まで、7句座を行いました。大谷主宰が出される3つの席題を約20分で3句出句しました。長時間でしたが、集中して取り組むので、終わればあっという間のように感じる充実した句会でした。出される席題も普段使わないものもあり、新鮮でした。

大谷主宰特入選句から

針供養くれなゐの糸つきしまま   斉藤真知子

御嶽は今だ雪山蓬餅        稲垣雄二

鶏合さつさと負けて田芹喰む    丹野麻衣子

どこまでも芹の流れに添うてゆく  矢野京子

残雪の如き白和へ芹香る      澤田美那子

ふるさとに縁なき吾や草の餅    山下歌子

勝鶏の残してゆきし白き羽     喜田りえこ

葉籠りのつらつら椿つぼみけり   加藤百合子

比叡颪やめば舟出す魞を挿す    齋藤嘉子

蕉門の裔もおはすや魞簀守     黒部美栄子

大試験明日に控へて高鼾      氷室茉胡

畑の韮伸びては摘むをくり返し   横井初恵

芹摘むや水無瀬宮まであと少し   木下洋子

 

 

 

 

2 Comments

  1. 瀬古聖一 said:

    横井初恵さんの帰り花を読みたいと思いました
    ご面倒でも入手方法などお教えください

    2018年3月26日
    Reply
  2. 木下洋子 said:

    先日、瀬古様に横井さんの句集ぜひお読みいただきたく送付先をお知らせくださいと御連絡申し上げました。出版社は京都の青磁社ですのでそちらからも入手していただけるかと思います。(青磁社の電話番号 075 705 2838)
    闘病最中の句集づくりは大変だったと思いますが、生きる希望になったとのことです。このような反響があったことはご本人にとっても大きな喜びです。よろしくお願い申し上げます。

    2018年4月2日
    Reply

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