11月京都句会のご案内と10月句会報告

 古志京都の11月句会は,次のとおりです。

 

句会日時:11月23日(木・勤労感謝の日)午後1時から午後5時まで
句会場所:こどもみらい館(最寄駅:地下鉄「丸太町」)

※場所は,下記ホームページの「アクセス」をご覧下さい。
http://www.kodomomirai.or.jp/

※いつもの第3日曜日ではありませんので,ご注意下さい。

 

10月京都句会(16日)の報告

 

三井寺・義仲寺吟行。淡海プラザにて。出席者25名。
主宰の特選(◎),入選句は次のとおりです。

 

◎秋暑しのたりのたりとヨットかな    一爽
◎この国の臍は淡海よ水の秋       雄二
◎爽やかや椿の杖が我を呼ぶ      みつこ
◎大津絵の鬼のほがらに稲実る      通江
◎三井寺に力餅あり紅葉まだ       まき
◎この塚は夢のぬけがら雁渡る      忠雄
◎僧兵の見上げし秋の山ならん       
◎比叡山からの小鳥かふり仰ぐ     比嵯代
天狗杉その千年の今年の実       幸子
渡り鳥三井寺の鐘聞いてゆけ      洋子
さはやかに菩神は胸をはだけをり    通江
鎌切は鎌を杖とし三井寺へ       雄二
秋風や小座布団つむ無名庵        
僧兵の転げし坂やましら酒       雄二
三井寺や淡海の秋を見はるかし     洋子
ひとつ打つ祈願の鐘や初紅葉      悦子
鐘一打また一打秋深みゆく       茉胡
やりくりの足しにならずよ秋刀魚の値  洋子
金払ひ鐘を打つ世や火恋し       雄二
甚五郎の龍も古りたり水の秋     美那子
冷まじや鐘を撞かせて金を取る     初男

◎園城寺どの道とるも秋の風       次雄
◎まつさらな浪の音たて新酒注ぐ     忠雄
◎柿の色赤くなるぞと蟻走る      みつこ
◎世の中の澄むも濁るも今年酒      忠雄
走り根に小さき茸や天狗杉        
穀倉の近江に入るや秋霞        百榮
義仲寺はあの大柳散るあたり     美那子
新豆腐あのよろづ屋も閉ぢしとや   もも子
亀のごと登る石段秋の暮        悦子

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